絵本の使い方

保護者の方へ
きずな絵本シリーズ第2弾 『そらとぶキリン」
『そらとぶキリン』の絵本の世界へようこそ。
ぜひ子どもと一緒に絵本を読んで、物語の世界を冒険してみてください。そして、自由に会話をしてみてください。
印象に残った場面の言葉をまねしてみたり、「悲しいね」と登場人物の気持ちを分かち合ったり、お子さまの思わぬ一言に一緒に笑ったり。
このような親子の自然なやりとりの中で、子どもたちの感じたことは少しずつ言葉になっていきます。
もし子どもが黙っていたら、その沈黙を尊重してください。そっと見守ってあげられるといいと思います。無理に感想を聞いたり、正しい答えを導こうとしたりしなくても大丈夫です。感じたことをそのまま一緒に味わう時間そのものが、とても大切な経験になります。
こうした体験の積み重ねは、子どもたちが自分の感じたことを大事にし、他者と安心して共有できる力の土台になっていきます。
このような親子の時間が、成長したときに、自分の思うことを大事にする姿勢や、異なる思いをもつ他者を尊重する感覚につながっていくことでしょう。
『そらとぶキリン』には……
『そらとぶキリン』では、だれかを思って自然に生まれた行いが、静かにつながっていきます。
パパとママに会いたいあいちゃんにラフィーが羽を渡し、一緒に探しに行ったこと。あいちゃんがライオンを助けたこと。心配した動物たちがついてきたこと。そして、再会の場面であふれたパパとママの涙や、ライオンが「大事な仲間ができた」と伝えずにいられなかったこと……。
それぞれの場面で、だれかを大切に思う気持ちが描かれています。
このようなひとつひとつの出来事が子どもたちの心に残り、混沌とした世の中での倫理観(よいことをよいとする心)につながっていきます。
