きずな絵本シリーズ

『なかなおり』

おうちを作りたいクマくんが、森でひろった木でおうち作っていると、ビーバーくんに「その木は僕が切ったんだ。返して!」と言われてしまいました。でもクマくんは返さないので、ビーバーくんや森の仲間達とケンカをしてしまいます。トンカチで自分の手をたたいてしまい、クマくんは泣き出してしまいました。すると突然、リスおばあちゃんがあらわれて、クマくんに不思議な「なかなおりのうた」を教えてくました。

きずな絵本シリーズ第1弾「なかなおり」には、社会で出会うさまざまな人ときずなをつくり、協力して目標を達成するパブリック・リレーションズという方法の、エッセンスがつまっています。パブリック・リレーションズには、「三つのキーワード」があります。

1)倫理観 (おもいやり)
2)双方向性コミュニケーション (お互い話し合う)
3)自己修正 (間違っていたらなおす)

「なかなおり」を何度も読み、お子さんと一緒に考えることで、3つのキーワードを学ぶことができ、グローバル社会を生きる力を育むことができます。

推薦文

大竹 美喜氏

大竹 美喜氏

推薦文
「私は広島の山村に生まれました。雨の日も、風の日も、雪の日も、小学校に毎日往復4時間かけて山の中を歩いて通いました。「なかなおり」はそんな私の幼少時代を懐かしく思い起こさせてくれます。 「なかなおり」には子どもたちがしっかりした目的をもってたくましく生きていく上で多くのヒントがあります。また、倫理観(おもいやり)、双方向性コミュニケーション(お互いに話し合う)、そして自己修正(間違っていたらなおす)というパブリック・リレーションズの3つのキーワードのエッセンスもこの絵本にはつまっています。“NAKANAORI”を世界中の人たちの希望のことばにしましょう。」

略歴
公益財団法人国際科学振興財団会長/公益NPO法人きらめき未来塾名誉塾長
1939年生まれ。広島農業短期大学(現・県立広島大学)を卒業しアメリカに留学。 74年アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)を創業。日本で初めてがん保険の販売を手掛ける。社長、会長を経て最高顧問を歴任。現在は若い人材の育成に力を注いでいる。 2013年1月内閣府直轄の教育再生実行会議有識者メンバーに任命される。 主な著書:「これでいいのか日本」「リーダー改造論」など。

著者紹介

作者

カピリナ

1975年生まれの加藤志異(かとうしい)と1976年生まれの古沢たつお(ふるさわたつお)、絵本作家二人によるユニット。絵本ワークショップ「あとさき塾」で出会う。カピリナはハワイ語で、きずなを意味する。加藤志異の絵本『とりかえちゃん』(絵:本秀康/文溪堂)『ぐるぐるぐるぽん』(絵:竹内通雅/文溪堂)『クッツケロ』(絵:本秀康/学研プラス)『せかいいちたかい すべりだい』(絵/山崎克己/大日本図書)など。古沢たつおの絵本『おしゃれなからすガラフィーさん』(おはなしプーカ 学研プラス)『クヌギくんのぼうし』(風濤社)、挿絵に『コヨーテ太陽をぬすむ』『コヨーテ七人の巨人とたたかう』(ともに 高野由里子 編訳 風濤社)など。

監修者

井之上喬

井之上喬(いのうえ・たかし)

京都大学経営管理大学院特命教授。日本パブリックリレーションズ研究所所長。
井之上パブリックリレーションズ会長。グローバルビジネス学会副会長。日本のパブリック・リレーションズ(PR)の第一人者。専門家/教育者、実業家で、「自己修正モデル」の提唱者。PR研究で日本初の博士号を早稲田大学より授与、博士(公共経営)。幼少時からの「きずな教育」を提唱。主な著作『説明責任とは何か?』(PHP出版)『パブリックリレーションズ』(日本評論社)『Public Relations in Hyper-globalization』( Routledge )。

長深田悟

長深田悟(ながふかたさとる)

1951年生まれ。大学卒業後、鹿児島県の公立小学校教諭を務める。「海外の教育をじかに学びたい」、「日本の教育を海外からみることで、日本の教育・文化・社会への理解が深まる」との考えから、教育が充実しているスイスにある、チューリッヒ日本人学校に勤務。帰国後、校長、村教育長を歴任。現在は、脳科学理論に基づく幼児教育の在り方を研究し、全国で講演している。あわせて「長深田教育再生研究所」を設立し、横浜市鶴見区にある保育園の園長も務める。

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