絵本の使い方
保護者の方へ
きずな絵本シリーズ第1弾「なかなおり」には
社会で出会うさまざまな人ときずなをつくり、協力して目標を達成する、パブリック・リレーションズという方法のエッセンスがつまっています。この絵本をお子さんに何度も読み聞かせてあげてください。- 絵本を子供と楽しみながら読みます。
- 絵本の中に出てくる「なかなおりのうた」を子供と一緒に歌い、覚えましょう(子供はすぐに覚えます)。
- 絵本のストーリーや歌詞の意味を、子供と考えてみましょう。特に『クマくんがビーバーくんの気持ちを考える場面』を親子で話しあいましょう。
- 子供がケンカをした時は 「なかなおりのうたを歌ってみよう」などと話しかけ、応援してあげましょう。お友だちとなかなおりできたら、一緒に歌っておどってみましょう。
パブリック・リレーションズには、「三つのキーワード」があります
- 倫理観 (おもいやり)
- 双方向性コミュニケーション (お互い話し合う)
- 自己修正 (間違っていたらなおす)
なかなおりの歌にも、同じキーワードが入っています
♪あのこのきもちをかんがえよう♪
(倫理観)
♪ゆうきをだしてはなそうよ♪
( 双方向性コミュニケーション)
♪わるいとおもえばごめんなさい ♪
(自己修正)
♪そしたら ふたりはなかなおり♪
絵本を楽しく読んで、お子さんと仲直りについて考えましょう。
教育関係者・先生方へ
きずな絵本シリーズ第1弾「なかなおり」
「相手の気持ちを考え、勇気を出して話し、悪いと思えばあやまる。」 子供に思いやりの心を考えさせる絵本です。 主人公のクマくんの心の変化があらわれ、思いやりの心を育む絵本です。 なかなおりのうたを覚えることで、日常生活に活かせます。 幼児期に思いやりの心を育てることは重要であり、そのきっかけになります。 この絵本の基礎になっているのは、社会で出会うさまざまな人ときずなをつくり、協力して目標を達成する、パブリック・リレーションズという方法です。 この絵本を使って、パブリック・リレーションズとコミュニケーションを学ぶことができます。パブリック・リレーションズには、「三つのキーワード」があります
- 倫理観 (おもいやり)
- 双方向性コミュニケーション (お互い話し合う)
- 自己修正 (間違っていたらなおす)
なかなおりの歌にも、同じキーワードが入っています
♪あのこのきもちをかんがえよう♪ (倫理観) ♪ゆうきをだしてはなそうよ♪ ( 双方向性コミュニケーション) ♪わるいとおもえばごめんなさい ♪ (自己修正) ♪そしたら ふたりはなかなおり♪ 以下、実際の授業での使用方です。(導入)
- いままでに、どんなことでケンカになりましたか?具体例を聞く。
- どうしたら、「なかなおり」ができるのか、絵本を読んで考えてみましょう。
(展開)
- 教師が絵本を読む(または事前録音)。
- いくつかの場面で、生徒に考えさせる a.家がうまくつくれないクマくんの気持ちを考えよう。(いてててて。うまくつくれない。ぜったいつくるんだ。) b.家がつくれないビーバーくんの気持ちを考えよう。(木がなくて困っているだろうなあ) c.クマくんは勇気を出してなんと話しかけましたか。(ビーバーくん、勝手に木をとってごめんね)
- なかなおりするには、どうすればいいか考えましょう。