きずな絵本シリーズ

絵本の使い方

保護者の方へ

きずな絵本シリーズ第1弾「なかなおり」には

社会で出会うさまざまな人ときずなをつくり、協力して目標を達成する、パブリック・リレーションズという方法のエッセンスがつまっています。この絵本をお子さんに何度も読み聞かせてあげてください。

  1. 絵本を子供と楽しみながら読みます。
  2. 絵本の中に出てくる「なかなおりのうた」を子供と一緒に歌い、覚えましょう(子供はすぐに覚えます)。
  3. 絵本のストーリーや歌詞の意味を、子供と考えてみましょう。特に『クマくんがビーバーくんの気持ちを考える場面』を親子で話しあいましょう。
  4. 子供がケンカをした時は 「なかなおりのうたを歌ってみよう」などと話しかけ、応援してあげましょう。お友だちとなかなおりできたら、一緒に歌っておどってみましょう。

パブリック・リレーションズには、「三つのキーワード」があります

  1. 倫理観 (おもいやり)
  2. 双方向性コミュニケーション (お互い話し合う)
  3. 自己修正 (間違っていたらなおす)
この三つを意識してコミュニケーションすることで、互いの違いを超えて、協力してより良い世界をつくることができるのです。 絵本のストーリーには、これら三つのキーワードがこめられています。 お家を作りたいという目標を持っているクマくんは、ビーバーくんが切った木をとってしまい、森のみんなに嫌われてしまいます。しかしリスおばあちゃんに「なかなおりのうた」を教えてもらい、ビーバーくんの気持ちを考えます。(倫理観)。ビーバー君の気持ちに気づいたクマくんはビーバーくんと話して(双方向性コミュニケーション)、謝って木を返します(自己修正)。クマくんは仲直りしたビーバーくんや、森のみんな(社会)ときずなを深め、協力してもらうことで、お家を作るという目標を達成するのです。

なかなおりの歌にも、同じキーワードが入っています

♪あのこのきもちをかんがえよう♪
(倫理観)

♪ゆうきをだしてはなそうよ♪
( 双方向性コミュニケーション)

♪わるいとおもえばごめんなさい ♪
(自己修正)

♪そしたら ふたりはなかなおり♪

絵本を楽しく読んで、お子さんと仲直りについて考えましょう。

教育関係者・先生方へ

きずな絵本シリーズ第1弾「なかなおり」

「相手の気持ちを考え、勇気を出して話し、悪いと思えばあやまる。」 子供に思いやりの心を考えさせる絵本です。 主人公のクマくんの心の変化があらわれ、思いやりの心を育む絵本です。 なかなおりのうたを覚えることで、日常生活に活かせます。 幼児期に思いやりの心を育てることは重要であり、そのきっかけになります。 この絵本の基礎になっているのは、社会で出会うさまざまな人ときずなをつくり、協力して目標を達成する、パブリック・リレーションズという方法です。 この絵本を使って、パブリック・リレーションズとコミュニケーションを学ぶことができます。

パブリック・リレーションズには、「三つのキーワード」があります

  1. 倫理観 (おもいやり)
  2. 双方向性コミュニケーション (お互い話し合う)
  3. 自己修正 (間違っていたらなおす)
この三つを意識してコミュニケーションすることで、互いの違いを超えて、協力して目標を達成することができます。 絵本のストーリーには、これら三つのキーワードがこめられています。 お家を作りたいという目標を持っているクマくんは、ビーバーくんが切った木をとってしまい、森のみんなに嫌われてしまいます。しかしリスおばあちゃんに「なかなおりのうた」を教えてもらい、ビーバーくんの気持ちを考えます。(倫理観)。ビーバー君の気持ちに気づいたクマくんはビーバーくんと話して(双方向性コミュニケーション)、謝って木を返します(自己修正)。クマくんは仲直りしたビーバーくんや、森のみんな(社会)ときずなを深め、協力してもらうことで、お家を作るという目標を達成するのです。

なかなおりの歌にも、同じキーワードが入っています

♪あのこのきもちをかんがえよう♪ (倫理観) ♪ゆうきをだしてはなそうよ♪ ( 双方向性コミュニケーション) ♪わるいとおもえばごめんなさい ♪ (自己修正) ♪そしたら ふたりはなかなおり♪ 以下、実際の授業での使用方です。  
(導入)
  1. いままでに、どんなことでケンカになりましたか?具体例を聞く。
  2. どうしたら、「なかなおり」ができるのか、絵本を読んで考えてみましょう。
(展開)
  1. 教師が絵本を読む(または事前録音)。
  2. いくつかの場面で、生徒に考えさせる a.家がうまくつくれないクマくんの気持ちを考えよう。(いてててて。うまくつくれない。ぜったいつくるんだ。) b.家がつくれないビーバーくんの気持ちを考えよう。(木がなくて困っているだろうなあ) c.クマくんは勇気を出してなんと話しかけましたか。(ビーバーくん、勝手に木をとってごめんね)
  3. なかなおりするには、どうすればいいか考えましょう。
(結末)
みんなで楽しく歌を歌ってみましょう。踊ってみましょう。できれば保護者や見学者の方もご一緒に。
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